2007年1月31日水曜日

サラリー女

前近代的な封建制が色濃く残る地方都市の中小企業と契約を交わし、
毎月決まったお給金をもらい、労働力を提供しています。
あたしはいわゆるサラリー労働者です。

役職やキャリアで構成される組織はヒエラルキーを形成し、
上下関係を重んじることが徳とされる。
垂直的な関係性に支配された、男根主義が蔓延る、ピラミッド型組織。

官僚が「女は子を生む機械である」と断言する日本国における、
男根的組織の中の、サラリー女の生き難さ。
男の論理に身を摺り寄せて労働する、その非合理性に、辟易。

むかし女は、賃金労働から周縁化されていた。
賃金労働の主役は男。
女の労働は歴史的に、男の労働力を再生産するものと位置づけられていた。
たとえば、家事、子育て、セックス。
「家」、「母性」そして「愛」イデオロギーが女の無賃金労働を合法化し、
何処にもいない「あるべき女」、ジェンダー・ロールの鋳型を捏造した。
しかし、資本はさらなる蓄積の為の労働力の多大なインプットを要請し、
家に閉じ込められていた「あるべき女」は、安い労働力として動員されていった。

近代的国家の建前=「性別」は仕事に影響してはならない。
子産みマシンと子産ませマシンが出会う場である賃金労働空間で!

封建的サラリー労働では、上下関係は実際の業務以上に重要だったりする。
「上」を立てることのくだらなさ。ヘーゲル的な、主人と奴隷の弁証法。
主人は奴隷に主人として扱われて初めて、主人となる。
部下が上司が行使する権力を実感させてあげて初めて、上司は権力を持つ。

あたしは立たせたいと欲望する対象しか、勃たせてあげない。
so why don't you stay away from me 'cause I know you just wanna get hard.

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