2007年4月12日木曜日

遅ればせながら『不都合な真実』

教科書のように解りやすく、地球温暖化を理解できる素敵な映画でした。

資源の略奪で戦争が起こることは自明の事実。
地球温暖化による水の枯渇の利権争いで戦争が絶えないこともまた事実。

あたしが自動車免許を取らずに自転車とバスを活用するのは、
実は地球温暖化対策なのよ、というエクスキューズが出来た。

高度に成長した資本主義社会の中で、テクノロジーに頼らずに生活をするのは、無理。
だからこそ、できるだけ環境に配慮した車や冷蔵庫に買い換え、地球温暖化対策をしよう。
自転車にのって、マイ買い物バッグ持って、ウォーム/クールビズでエコライフしよう。
なぜなら一人一人の心がけで、地球の環境は良くなるんだ。
余りにもナイーヴに聞こえるが、すがらざるをえない、選択肢。

所詮人間一人一人のCO2排出量なんて、マクロなレヴェルでは微々たる物。
メジャーな環境破壊エージェントは、自然を搾取=利用し利潤を得る大企業でしょう。
さらなる資本の蓄積へとドライブをかける国家と、企業の肥大した欲望こそが、
地球環境をめちゃめちゃにした主人公でしょう。
権力は、その真実を隠蔽し、否認し、資本のロジックを強化するためにどんな手でも尽くす。
それを知っているが故にゴア氏は、ボトムアップの地球温暖化対策を訴えるのかもね。

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